仕事していると、考えた結果が発露されたり、書き記されていたり、決まった瞬間に価値はあり、考えただけでアウトプットされない、という情報には価値がないとされている。停滞せず、とりあえず進んでいくには?と考えていた。
何でも話題を持ち込める一対一の時間を持っていないとき
- 思いついたことを会議に持ち込み→もうちょっとこの人と話したら?これも考えたら?など持ち帰りになる
- 進めるか迷ってることは迷っているまま進まない
何でも話題を持ち込める一対一の時間を持っているとき
- その場でなんでも見せておくと、少なくとも一人からのリアクションは得られているし、肯定的ならどんどん進もう、となる
- 進めるか迷っていることに、正式なレビューを受ける前のフィードバックとして、いいじゃん、と言われたら進められる
持ち込んだ先の人数が多すぎると、順番にいろんな質問が来てその場では特に役に立たないようなコミュニケーションになってしまう恐れがある。いろんな反応を想定してから発言、となると、発言の敷居が上がってしまい、考えてることがアウトプットされなくなる。
また、一対一でも、持ち込んだときにビシビシ指摘されて萎縮してしまう、とか、想定外のご指導(指摘する側としては成長を願っている)が来る、みたいな場合もやっぱり発言の敷居が上がってしまい、考えてることがアウトプットされなくなる。
「じっくり考えてから発言しよう」というというのは成熟した大人の組織だと思うけど、なんでも発言できる環境とどちらが好きか、という論点で、個人的には後者のほうが好き、ということかもしれない。
先日、子が通っている保育園の先生が、私は子どもたちの思いは、なんでも受け止めたいと考えています、と話されていた。
感情的にならず、なんでも、まずは話を聞くし、やりたいことは可能な限り考えてあげる(たとえば保育園から一人出ていく、とかは叶えられない)、そういう余裕をもって保育に望みたいそう。
保育園の状態をそのまま仕事に持ち込むと、マネージャが全員と対話してマイクロマネジメントする、という形になりそうだけど、同じくらいのレベル感の人のペアで切磋琢磨してもらう、とか、得意不得意が逆な人(自信はあるけど能力が足りない人と自身があるけど能力がある人、とか、フロントエンド得意な人とサーバーサイドが得意な人、とか)をくっつけることで得意分野だけを発揮できる形を目指す、とか、上意下達ではなくて、協力を前提とするペアを組んでいって、自律したチームにしていくのがよいと思う。