近所にうどん屋ができてて、オープン初日か2日目くらいに行ってみたら、夜はバーをやってるおじさんが昼に趣味でやってる店、という感じで、タバコでも吸いながらのんびり調理する店だった。
注文してから20分くらいのんびりやられてて、そのあいだ、妻と喋ってたのだけど、なんでこうして家の近くで談笑していて、自分で茹でたらもう完成してるだろうし、なんであのおじさんにうどん茹でてもらってるんだろ?ってだんだん奇妙な気分になってきた。
という気分のときに、妻も、調理師免許ってどうやって取るんだろ、って話していて、同じ気分になっていた。
一般的な感覚でいえば、大丈夫なの?となりそうな店だけど、大企業の資本に飲み込まれていない、地に足のついた活動で、個人的には歓迎。
自営業の人は接客中に永久に世間話したり、自分の裁量でみかんをくれたりと、大企業に雇われていては真っ先に処分されそうな、自由でおおらかな対応をしてくれる。
そういう方たちは、口調も、あんた何食べるの?とか、こっちが、老人用の椅子や!はよ座り!みたいな調子で、ざっくりしている。
これも大企業の社員が口にすると、ただちにTogetterにまとめられると思う。
そういうざっくりした人たちが炎上することなく、自然と受け入れられている、むしろこれが自然、という社会のほうが好き。