「リミナルスペース 新しい恐怖の美学」を読んだ。
怖い空間と言うとゾンビがいるような空間を思い浮かべるけど、この本では、何もないのに怖い空間について学べる。
これを読み終わると、あちこち歩いていて、おっリミナルスペースだ!と気づけるし、映画を見てたら、リミナルスペースに目が向く。
京都のリミナルスペースを作ってもらった。最初がこれ。屋外なのがなんか恐怖度が低い。歩いて帰宅できそう。

室内にしてもらった。普通の和風建築になってしまった。

よくわからなさが怖いという側面があるので不明瞭な画質にしたらどうか?と相談したらホラーな雰囲気になってしまった。

わかりやすく暗くて怖い写真にしないで、とお願いしたら、のっぺりした質感が怖いんじゃないでしょうか、と提案してもらえた。

というかたちで、あまりうまくいかなかった。
この構図自体が、両方のふすまを開けたら宴会してそうに見えるのも、怖くない。
日本家屋の構造としては、ふすまをどんどん開けていったら外に出られる、というものであるので、あんまり怖くないのかも。
