hitode909の日記

以前はプログラミング日記でしたが、今は子育て日記です

野性の力を取り戻せ

山伏の本が日本能率協会マネジメントセンターから出てる、というのがおもしろいなと思って、199円のセールで買ってみた。
考えるのではなくて、こうだと思ったふうに動いてみて、その結果をあとから観察しよう、ということが書かれていた。これって経験主義な考えだと思う。
修行中は、何を言われても、うけたもう、と言って、修行を進めるらしい。これってネガティブ・ケイパビリティだ、と思っていたら本文中に触れられていた。
しかしこうやって、何もアクションせず、ただ理由をもとに感想を書いている、ということ自体が、自分では動かずに考えて結論を出す、という、本書で批判されていた営みだと思う。何をきっかけに進めればよいかというと、祈りを主体に進める、ということが記されていた。

個人的には、順番に考えていっても、あまりいいことを思いつくことってなくて、突然でてきたアイデアがだいたい良いので、そういうものを忘れないうちにメモしておいて、それがいいものか確かめたり、実現方法を考えたり、みたいな順になりがちで、あまり再現性がない。モヤモヤさせておいて、歩いてたり風呂に入ってたりすると、絶対これだ、みたいなものが突然出てくる。でも、プロセス重視で、突然出たものならなんでも許容しているわけではなくて、出たアイデアがいいものかどうか考えるときには、順に論理立てて考えていると思う。

「山伏」 って漢字は、「山で、人が犬になる」 だよ。動物に戻るんだ。

野性の力を取り戻せ

野性の力を取り戻せ

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著書のお二人はこんな感じの方たち。
partner.chiiki-zukan.com
holistic-c.com

最近、二つの分野が融合しているものをおもしろいと感じるようになってきている気がする。
本書の魅力は、山伏×キャリアマネジメントの融合。
山伏だけなら、山伏レベルをどこまで高めるか、という話しになりそうだけど、山伏×キャリアマネジメントとなったときに、それぞれの分野への力のかけかたとか、習得具合とか、バランスの取り方に惹かれているのかもしれない。
二人で喋ってるのも良くて、バランスの違う人間が二人登場している、というのも魅力。