テクノ・リバタリアン 世界を変える唯一の思想 を読んだ。
IT業界の富豪の思想を紹介する本。もともとはイーロンマスクを紹介する連載だったのが、新書にまとめられているという形。
エイドリアン・ベジャンという方の思想が紹介されていた。
水は流れる自由があればより早く流れるように形を変える。
それは、水であっても生物であっても飛行機であっても同じ、という考え。
天啓を得て悟りをひらいているようにも見えて心配でもあるけど、ソフトウェア開発や、チーム開発でもよく言われる話だと思う。
チームトポロジーとか読むと、ストリームアラインドチームというチームのあり方が紹介される。
チームが取り組むべきストリームをみつけて、そこの価値を最大化しよう、というもの。
テスラの生産工場では、ダッシュボードに全製造工程の速度がリアルタイムに可視化されていて、チームたちは自律して、速度アップに勤しんでる。
速度アップの極地では、人類が火星に移住できるためのロケット開発や、稼いで走れる車が開発される、ということ。
最新テクノロジー企業を経由してアジャイル開発の魅力を探っていくと、先鋭化した思想にすこし触れ合ってしまうのがおもしろいな、と思った。