仕事をサルに例えて説明してくれる本。
部下がサルなのではなくて、みんながサルの飼育をしていて、安易に仕事を引き受けてしまうと、サルの肩からこちらの肩に乗り移ってくる。
サルってあまり身近じゃないけど、ポケモントレーナーが肩に変な動物を乗っけて歩いている風景ならイメージしやすいかもしれない。
部下の仕事をもらいすぎると、本来は部下がやるはずだった仕事を全部引き受けてしまい、上司が仕事をしないことには部署や、隣の部署の仕事が進まなくなってしまう。
コーチングってなんなのだろう、というと、部下がサルの面倒を見られるように、ちょっとずつ任せていくこと。最初は並走しながら、ちょっとずつ離れていく。
ここは巻き取りますよ、みたいな声ってたまに聞くけど、そういう動きは、本当にサルが死にかけているとき、とか、部下が手持ちのサルの面倒だけで限界に至っているとき、だけにするべきなのだな、というのを再確認できた。
この本では上司、部下という関係で説明されているけど、チームメンバー間でのタスクの配り合いとかも同じことだと思う。
今週1週間夏休みを取っていたのだけど、預かったままほったらかしにしているサルで、本来は預かるべきでなかったものってあるだろうか?と考えていた。順番に考えると、預かり元のメンバーのことを考えると預かるで正解だったであろう、と確認できた。
でも、「しばらくアサイン未定で放置する」と決めてほったらかしでもよかったかもしれない。そうすれば、誰も手を付けてないことは明らかなので、もし早く仕事が進んで、手のあいた人がいたらもらっていってもらったらよい。
写真は4年前にバリ島で見たサル。バリ島行きたい。