hitode909の日記

以前はプログラミング日記でしたが、今は子育て日記です

いけず石粉砕

近くの新築マンションに、するどい、いけず石が立っている。住宅街なので細い道で、前は駐輪所も兼ねていて、ゆるやかなカーブだったのが、建て直しを経て、敷地の外側ギリギリに石を置いている。
通常のいけず石はこんなもの(手元のいけず石写真コレクションから探した)で、内側の塀や建物を守るために立っている。

これは近江八幡で見つけた、非常に鋭利ないけず石。でも、すぐ内側の建物を守るというスタンスは変わらない。

新築マンションの場合は、何かを守っているわけでもなく、ただ石だけがあり、まわりは空き地というか、ゆったりした駐輪場になっている、というのが、印象が悪い。

こんな外側に置いたら、曲がれない車もいるんじゃないか?低い位置では車から視認できないし、危険だ…と思ってたらやっぱりそうで、1カ月後には車がぶつかったのか、石が外れて、数日後、補修の工事がおこなわれたのか、すこし内側に移設されていた。
外側の石の土台の跡だけが残っていて、道路の通行人たちの勝利のモニュメントとしての意味合いを残している。
車はどうなったかは知らないけど、こんな石のせいで修理代がかさむのは嫌なので、車高の高い改造ジムニーのタイヤだけがぶつかって車体は無事など、無事を祈っている。

先日通りがかったら、また事故があったのか、内側に動いた石もまた外れていた。
こんな狭い道のカーブの隅に石を置くのって利己的すぎる。こういう石は粉砕されるべきだ、と思っていたら案の定、ぶつかって壊れていっている。

学生も住むようなマンションなので、そういった日本の将来を担う者たちが朝起床して、学校に行くたびに、いけずな石を見てから通学する、というのは情けない。
一刻も早く、こういったいけず石に雨水がぽたぽた落ち、やがてその雫の力の積み重ねによって岩に穴を穿ち、いけず石が爆発、粉砕して更地の駐輪場に戻り、真に利他的で平和な街が完成することを願う。