きのう良いメンバーになり方の日記の続き。
本を読むのが好きや得意な人なら、せっせと読んで、参考文献から次のテーマを探して、自由研究を勝手に進められるんだけど、そんなに積極的に本を読めない人もいる、という現象がある。
※本読むのが良いメンバー、と言っているわけではないです。
- 本を読める余裕のある人や、もともと本が好きな人は勝手に読んでいく
- 良い本を見つけたときに、読んでもらうには?の取り組みも色々試している
- 1冊、この本がいいよと紹介
- 本好きな人でないと読んでくれない
- 読むのに時間がかかる人だと1冊紹介して数ヶ月取り組む、となるので先が長い
- 1ページ抜粋して、ふせんなどを貼ってオフィスに置いておき、ここがおすすめ、という扱いにする
- そのページだけ読めばエッセンスはわかる、とか、気になってもらうきっかけに使う
- チームの皆で読み合わせをする。スクラム導入したい、というときに、SCRUM BOOT CAMP THE BOOKを読み合わせする、というのは社内でもたびたび見かける
- このときに基礎編だけみんなで読む&実践編は各自気になったら読んでね、という、全部は読書会にせず一部だけにする手もある
- 輪読会は個人的にはあまりうまくいった試しがない
- 読める人からしたら勝手に読むよ、となるし、読まない人からすると、無理して読んでまとめてくる、というのが負担
- 大学の研究室でやるなら、勉強のため、やりましょう、でいいけど
- 良くも悪くも(?)メンバー間のレベル感(?)がはっきりでてしまって行為としてアカデミックすぎて嫌な感じもする
- 肩の力の抜けた輪読としては、1人が読んできて内容説明ではなくて、全員読んできて、発表者は自分の経験との関わりを語る、という形はあると思う。そうならず内容説明になると、誤った解釈をするとマサカリが飛んでくる
- 会社で読もう、となると、オフィスに物理的に本があって、皆がオフィスに物理的に来るので本を押し付けることができる、という前提があったけど、リモート化してから難しくなっている
- 会社の制度として本の購買制度を作ってもうまく使われない
- 普段から自分で本を買う人からしたら、自分ですぐに買ってしまうので、制度を使わない
- 普段本を読まない人からすると、あまり関心のない行為なので、制度を使わない
- サブスク形式でURLを入れるとみんな読める、というのがリモート環境における物理本押し付けに近い体験で、オライリーのサブスクは便利
- しかし自費でわざわざサブスクをやってたら偶然相手も読める、という形なので、本好きな人にしか届かない度合いは上がっている
- 福利厚生で全員読めるようになったら本の押しつけが次のレベルに至ると思うけど、私は本は読まない、セミナーに出かける派なので、同じ金額なら給料でもらったほうがうれしいです、という人も多そう
- 「最近読んだこの本によるとこんな事が書いてあったのですが、」を毎回言って、率先して知識として使っていって広める、という手法
- 読んだ人が口酸っぱくアピールして、まわりの人にも、その考えがインプットされて、孫引きして判断してくれるようになったら、本が行為に変換されている、と言える
- 相手も読んでる本がわかっていれば「あなたも読んでたTidy First?にはこう書いてましたよね」って話しかけられる
- どうやっても、相手も本を読んでいる方が有利な世界になってしまう…!
- 動画やPodcastを使った世界に移行してゲームチェンジする
- こっちを探っていくのはありだけど、YouTubeの世界であれ見た?で話が通じるイメージがあまりない
- 皆が見ている情報がバラバラすぎ。僕が一番良く見てるのは、高性能な住宅の設計相談会チャンネル。たまに、住み方の工夫の質問とかがきて参考になることがある。このチャンネルの感想を言い合う、ということは一度も出来たことがない
- ケント・ベックの講演動画とかはYouTubeに上がっているので、こういうものを着々と見ていけば最新インプットとしては本より早そう、とは思う
- 個人的には家でおしゃべりを流す環境があまりないけど(家族がおしゃべりで、絶えずしゃべっているため)、人によっては家事しながら流しっぱなしにしたりとか、本より扱いやすい、という人もいそう
- こっちを探っていくのはありだけど、YouTubeの世界であれ見た?で話が通じるイメージがあまりない