何かをやるのがうまい、という人ってどういう人かというと、二種類いて、ひとつは、過去の経験からすべて最適化されていて、すべての動作に意味がある。そのすべての理由は、過去の本人のエピソードに立脚している、という人。
もうひとつは、なにか参考としているプラクティスがあって、そのすべての動作に出典がある。ここのアクションはこの本に基づいています、など分解して説明できる、という人。
このどちらかだと思って、前者になるのはものすごく大変で、途中で失敗したり、効果のないアクションをして、効果がなかったりするので、まずは後者を目指すのが良いんじゃないか、つまり、なんとなくやってることに対して、教科書を設定して、そのとおりに振る舞ってみる、というのがいいんじゃないか。
真似できる技術としては、スクラム開発、とか、ファシリテーション、とか、エクストリームプログラミング、とか、赤ちゃんを寝かせるために部屋を赤くする、とか、こんまり流のときめく片付け、とか、土井善晴先生の教えに沿ったレシピの組み立て、とか、勝間流最強のホットクック活用術、とか、いろいろあると思う。
ライフハックというのは他人のやりかたをそのまま取り込む、再利用可能にする、という側面があるけど、これを仕事に置き換えたのが、スクラムを導入して、そのプラクティスを受け入れてやってみる、ということがあると思う。