まず今の暮らしを脱却して、それから、本来やるべきことをやる、みたいに、ゴールが一歩先になると、達成感をなかなか得られない。
目の前の問題を解決したら、即、優勝、打ち上げ、昼の2時だけど、もうビール飲もう、となっているほうが、暮らしとしては、毎日優勝できるので体験が良い。
今に集中していればいいんだ、という状態と、雑多なタスクを片付けている今は仮の姿で、本当は自分を取り巻く状況やチームの課題を変えないといけない、みたいに、今に集中できず、考えたいことと、実際に考えられることが別の状態は、過ごしやすさが違うと思う。
マインドフルネスの本とか読むと、いま感じる新緑の香りに集中していればいいんです、ふだん気にしていないだけで、きっと何かの香りを感じることでしょう、ということが書かれていたりする。
目先の仕事に集中して、通常の倍速で片付ける、ということをやると、瞬間的には達成感はあるけど、それは本来の目標じゃないでしょ、ここ数年、忙しく過ごしているだけで、暮らしぶりは何も成長してないね、というフィードバックをもらう、ということになるので、べつに優勝はできない、という構造。