妻が大阪に用事で出かけていたので、同行しつつ別行動という感じで、子供を連れて公園に行ったり展示を見たりしていた。
中之島の岡本太郎展に行った。
ジャクソンポロックの仲間みたいな気分で見に行ったら、抽象絵画に行き過ぎなくて具体的だった。色もパキッとしていて、太陽の塔がそのまま平面になったようで一貫している。
輪郭もしっかりしていて漫画っぽさもあると思う。森の掟って作品のA4のプリントを買ってきたけど、なんか捕食されてるし、リビングに飾りづらい選択をしてしまった…。捕食の絵、とかわかるようになってるのも具体的。これなら、現代美術は勘弁してくれ、という人でも見やすいと思う。現代美術はよくわからんけど、これならわけわからんヤツが同じくわけわからんヤツに捕食されてるし、私にも意味がわかりました、とか言って、楽しめると思う。
my-art.jp
中之島の美術館は、ざざっとベビーカーを押して回ると20分くらいで見終わって、展示スペースが狭い気がする。チケットが1800円くらいだったので、1分あたり100円のペース。
子供の機嫌が悪くならないか、というほうが主で、ろくに絵は見れてないような気もする。
万博公園に行って、国立民族学博物館にも行った。こっちはめちゃくちゃ広い。
序盤のオセアニアの仮面とか、ポップな品が並んでいておもしろい。
しばらくはおもしろそうにしていたけど、各国版のはらぺこあおむしのコーナーを軽くスルーしてしまったのが敗因で、それを機に子供の機嫌がめっちゃ悪くしまって、40%くらいの地点で離脱した。
世界中の、この世のすべてがここにあるので、近所に住んでたら他の美術館とか博物館とか行かないまま一生を終えられそう。
大人料金580円くらいだったのでコスパが良い。全部回ると1万2000くらい展示されているそうなので、1点あたり0.04円で見れている。
帰りに、なんとなく一般道路で帰ってみたら全然楽しくない道が続いていて、心から後悔した。
これでは人々が車離れしていくのも当然で、チェーン店のしゃぶしゃぶ屋に、ファミレスに、寿司屋にスーパー、が永久に連なっているだけの道を誰が好んで走りたいと思うだろうか。