小銭のこと考えすぎておかしくなってる人いた.計算してみるのはいいけどインタラクティブに操作できるUIまで作ってるのが深刻だと思う.
お金払うの苦手で,だいたい1000円札で払ってて,小銭がどんどん増えるので,増えてきたら紙コップにじゃらじゃら出していってる.こないだがんばって数えたら25000円くらいあった.それからさらに増えてるからいま3万円くらいあると思う.
21世紀なのにまだ小銭とか言ってるのおかしい.和同開珎発明されて1300年も経つのに,まだ1円玉が何枚とか言ってるのは,進化の過程が遅い.逆に,西暦3300年にも5円玉出すかどうかとか言ってたらその隙に宇宙人に侵略されてると思う.だから,そろそろなんとかすべきだと思う.
最近のコンビニではICOCAとかpitapaとかそういうのが使えるので,なるべくそういうので払うようにしていて,そうするすと小銭が増えないので便利.ICOCAもSMART ICOCAにするという技があって,そうするとクレジットカードからチャージできるので,金を持ち歩かなくても,無限に金を生み出せる.けど,ICOCA使えない店ではリアルマネーで払う必要があるので,根本的な解決には至っていない.ICOCA使えなかったらクレジットカードで払ってもいいけど,バターチキンカレーをクレジットカードで買うのは見た目が悪い.クレジットカードの番号忘れて調べ方もわからないから,毎回署名することになって,めんどくさい.ICOCAだとかざすだけで支払えるので,それくらいにならないと使えたものじゃないと思う.iPhoneのイヤホンジャックにくっつけてお金払えるやつとかあったけど,その店に行くのが月に1回だとすると月に20秒短縮できるので,あまりメリットない.
なんかちょっとした便利グッズによって,その店では簡単に払えても,その店だけで買い物するわけではないので,局所最適みたいになってると思う.無作為に便利グッズを生み出すんじゃなくて,小銭をこの世から消し去るようなパダイムシフトが起きてほしい.自分でやりたくはないから誰かやってほしい.
たとえば、電車の切符の自動券売機に関するインターフェイスを考えてみましょう。ふだんあまり使わない経路の切符を買うのは難しいものです。すこしでも簡単に買えるように、音声によるガイダンスで目的地を指定できたり、目的地を書いたラベルをボタンに貼ってあったり、あるいは多数の硬貨を一度に投入できるようにしてあったりと、さまざまなインターフェイスが工夫されています。しかし、各改札口で誰が通過したかを検出し、その人の口座から自動的に運賃が支払われるような仕組みになっていれば、そもそも切符を購入する必要がなく、上のような自動券売機のインターフェイスの工夫はまったく無意味になります。
インターフェイスの街角(9) 実世界指向インターフェイス