カーン・アカデミー、というオンライン学習サービスを提供するサルマン・カーンさんの本。
カンミーゴという学習支援AIを開発されている。
www.khanmigo.ai
本来の学習は、学生が個人のペースで進めるのが理想だが、一斉教育ではそれが難しい。大学生のチューターを雇えるのは経済的に裕福な家庭に限られる。
集団学習では、授業中は発話も禁じられ、歩き回ることも禁止で、黙ってノートを取ることを強いられている。言われてみると変。
そこで、AI活用すれば、個人にあわせた指導とか、先生側からもAIに問いかけることで学生の進捗を聞けたり、保護者もAIに問いかけたり、教育に関する相談をAIにしてみたりと、学びの体験が変わる、という話。
昔習ってた音楽教室のことを思い出していた。
3歳児ランドに2歳から通っていたため、最初は10人くらい?のグループだったのが、だんだん生徒たちが脱落していき、小学校終盤ごろには生徒が2人になり、1人になり、最後は個人レッスンになっていた。
パソコンを買ってもらって、MIDIをやってるんです、とかいって、打ち込んだ音を聞いてもらったりとか、アレンジの授業をやってみよう、というときにも、MIDIで打ち込んで楽譜を印刷して持っていったりしてた。
フリーソフトでやっているため、フラットをどうやっても出せずシャープが大量に出てしまう。
音楽教室としては収益は下がっているけど、個人的には個人授業になってた時期が楽しかった。
AI活用としては、AIに答えてもらうんじゃなくてAIをうまく活用しようという話になっている。
考え方を教えるとか、なりきりチャットの相手をするとか、人間のチューターがやってるようなことを、プロンプトエンジニアリングを通じてやらせている、という話だと思った。
ブラウザにAIを組み込んで学習支援させる、サボってたらAIが誘導してくれる、というような夢も語られていて、親として、やりたいのはわかるけど、自分が子どもの立場になると絶対使いたくないだろうと思う。
この学習プラットフォームのAIは答えは教えてくれないけど、野生のAIに聞くと答えを教えてくれる。そういう抜け道探しに夢中になるにちがいない、と思うので、こういうのって難しいんだなと思う。
やる気になってもらうには?と考えると、やりたいことができるようになる、というのは、ずるできないところだし、やる気になりやすいかもしれない。
