hitode909の日記

以前はプログラミング日記でしたが、今は子育て日記です

トップガン履修した

トップガンが身の回りで好評だったものの1作目も見てなかったので、きのうプライムビデオで1作目を見て、今日レイトショーで2作目を見てきた。
映画好きなのだけど名作映画を網羅的に見てるわけでもないので、たびたび真の名作をいまさら目にして、これを見ていなかったなんて人生損していた…ということがある。2年前くらいにフォレスト・ガンプをついに見て、死ぬほどおもしろいじゃないか、なんでみんなこれを教えてくれなかったのか?となっていた。
トップガンこれから見に行くという人もいそうな気がするので続きを読むにしておきます。

1作目

トップガンを見てなかっただけで、これをやりたくて真似して作られた映像をたくさん見てきたのだな…と思った。
スタイルが際立っていてコテコテでおもしろい。登場人物全員いい奴で、歯並びは良いし、音楽もかっこいい。飛行機もかっこいい。
最初に、こういう舞台でこういう設定なら、こういうことがあったら普通の展開ならこういうことが起きるだろうな、ということが全て起きている。で、それで退屈ということもなくておもしろく見ていられる。話がおもしろくなくても見ていられるのはスタイルの良さで引っ張っているというのがあると思う。
これかっこいいけど、コテコテすぎるんじゃないの、今続編をやるなら、もうちょっとどんよりした、政治的な都合で飛行機が全然飛ばないとかそういう感じになるのでは?とか思っていた。けど、今日2作目を見てきたら、まったくもっと杞憂で、飛びまくっていた。
飛んでるのは全員似たような男性だし、飛行機の操縦中はマスクをつけていることもあって、誰が何をして、どうなって、というのが分かりづらい。それが難点だと思った。

2作目

飛行中の様子がどうなったかわからない対策なのか、作戦が事前に説明されていて、練習の様子も、段取りに沿っておこなわれいる。しかし太鼓の達人をやり込んでる様子を見せられている感もあった。撮影時にがんばっているという軸と、映像としておもしろという軸、物語としておもしろいという軸が同時に存在して、今どの軸がどうなっているだろう?ということを考えながら見ていた。
飛行機好きな人は好きだろうなと思いつつ、どちらかというと、ファッション的なところとか、全員いいやつ的な世界観とか、身体性の高い乗り物を礼賛している感じとか、そういうスタイルの作り方がおもしろいなと思った。


最近は、実際に撮影する、CGを使わない、という映画が評価されていると思って、CGでなんでもできるがゆえにもう見飽きてしまったのかもしれない。予告で、アメコミヒーローががんばっている映像が流れたりしていても、もう技術が進歩してしまったらなんでも作れるんでしょう、こんな映像もプレステ5か6か、最新のゲーム機ならリアルタイムにレンダリングできるんでしょ、と思ってしまう。映像のルックスに意味がなくなったときに残るものとは?ということを考える、寂しい時代が来てしまった。初めてターミネーター2を見たときは、T-1000がぐにゃぐにゃの液体金属みたいな物体になったときにめちゃくちゃびっくりして、すごい時代が来てしまった、と思っていた。時代が来るもなにも、ターミネーター2は1991年の映画であって、僕が3歳のときに公開済みなのだった。