hitode909の日記

以前はプログラミング日記でしたが、今は子育て日記です

男性育休シリーズ

男性の育休についての本がKindle Unlimitedにあったのでざっと読んだ。
育休は国の制度なので誰にとっても平等だけど、知らない制度があったりなかったりして、知識の有無によって損得がある。

金銭面

育児休業給付金の振り込みは休み始めてから2.5〜3ヶ月後になるので、100万円くらい貯めておいたほうがよい、とのことだった。
ちゃんと調べず休み始めて、いつ振り込まれるのかな〜とニコニコして待っているけどまだ振り込まれず、本の情報を信じると、今月末か来月くらいになりそう。
多少は貯蓄があるとはいえ、2〜3ヶ月のあいだダブルインカムがゼロインカムになるのは初の体験で、お金の心配に脳のリソースを持っていかれると判断力が低下するのでよろしくない。
毎月の収入を失って分かったことは、給料さえ毎月入ってきたら何でも買えるということ。今は無収入なので買えないけど、給料が入っていたらリヴァイ兵長がしゃべるロボット掃除機とか買っていると思う。
www.bcnretail.com

半育休

本によると、コロナ渦でのテレワークと相性の良い半育休が今後増えていくかもしれない、とのことだった。
昨年12月に出たガイドラインによって、決まったタイミングでの就労は認められなくなり、半育休という概念は消失したはずで、たしかにテレワークと相性良いと思うので残念に思う。

恒常的・定期的に就労させる場合は、育児休業をしていることにはなり
ませんのでご注意ください。
✗ 労働者Fが育児休業開始当初より、あらかじめ決められた1日4時間で月20日間勤務する場合や、毎週特定の曜日または時間に勤務する場合

https://www.mhlw.go.jp/content/11909000/000706037.pdf

お得な休み方

育休と有給の使い分けとか、パパ休暇の使い方、とかは実践できなかったので、なるほどとなった。
制度を巧妙に組み立てると、最大限サボれるスケジュールを組んでるみたいで、後ろめたさもあるけど、うまい休み方のデッキを組めれば、将来に取れる行動の選択肢を残しておけたり、金銭面の不安を解消できたりして良いと思う。
「育休は手段であって目的ではない」と記されていたのが良いと思って、自分の場合は、子が生まれたら育休の制度を使ってみる、までしか気が回っていなかったので、最も効率の良いパターンから比べると、ちょっと損な休み方になってしまった。
将来の選択肢を狭めずに、金銭面の心配なく休むなら、以下のような休み方にしたと思う。

  • まず有給をしばらく使って、引き継ぎ不足なときにすぐ出社できるようにしつつ、もらえるだけ給料をもらっておく
  • 育休を始めるが、パパ休暇を使う権利を得るために8週間で切り上げる
  • 妻が復帰するタイミングでパパ休暇を使って必要なら二度目の育休を取る

という流れを組むのがベストだったと思う。来年に生まれる人なら、男性版産休をまずはジャブみたいな感じで繰り出すのがよさそう。このあたり制度がちょっとずつ変わるので継続した情報収集が重要なのだろうと思う。しかし継続して子供が生まれ続ける想定をする人はいないので毎回初心者として戦っていくことになりそう。
www.tokyo-np.co.jp

精神面

あとは、精神的にこういう苦労がありました、とか、体験談がいろいろ載っているのもよかった。ご飯を3食しっかり作ろうとして思うようにならずつらい、と書いてあって、他人とは思えなかった。
今日はめちゃくちゃ手抜きで、妻が作業していて、机で片手で食べられるものを所望しているので、コンビニのおにぎりを買いまくったり、パンを買ってきたりしている。包丁を使ったのは、メロンを切ったくらい。とても楽で、じゃがいもを大量購入して安く仕上げられるならいいけど、そう安くもないスーパーで材料を揃えて自炊するより、コンビニで出来合いのものを買ってきたほうが時間と金銭面ともにメリットが大きそう。
期待される品質については、家庭内でのすり合わせが必要で、毎日コンビニごはんでいいか聞いたら嫌とのことで難しい。これまでにもたびたび怒られていて家でご飯作るのに萎縮してしまっている。


子が生まれてくる前に読めていたらよかった。
なぜ読めなかったのか思い返すと、そもそも無事生まれてくるのかが心配でそれどころでなく、情報収集するにしても育児や育児グッズに関する情報を集めてしまって、休み方に関する情報を集めようとまでは気が回っていなかった。
みなさまはバタバタするまえに、今のうちに読んでおいてください。周りに育休をとってる人への理解を深める本としても便利だと思う。
Unlimitedにあるので無料で3冊読めばいいと思うけど、あえて1冊選ぶなら、知らないと損する「50のこと」を読むのがよさそう。