hitode909の日記

以前はプログラミング日記でしたが、今は子育て日記です

工務店にもらった図をもとに勝手に模型を作る

家づくりのための仕様決めをやっているのだけど、家庭内で「ここの出っ張ってる部分なんだけど、」とか言っても、あんまり通じない。出っ張りとは?となったり、完成形をイメージするまでの工程が、全部口頭だと、同じものを思い描けているかわからない。絵も下手。


妻の同僚からのアドバイスで、図や、3Dの図でもいいけど、ちゃんと立体で確認した方がいい、と聞いて、スチレンボードを使って模型を作ることにした。
工務店からもらった平面図や立面図があれば、コピーしてスチレンボードという板に貼って、貼り合わせれば立体になる。
このページで説明されていて、最初に見たとき、こういう使い方もあるのね、と感心した。
www.studiosakai.co.jp


土曜日に東急ハンズでスチレンボードやスチのり、スプレーのりなどを買ってきて、夕方から子供がしっかり昼寝してくれたので、その間に作り、日曜も一瞬でも隙があれば、1本だけ線を引いたり、1パーツだけつけたり、とちまちま進めたら、日曜日の夜には形になった。
目的はきれいに仕上げることではなくて、形の把握なので、失敗してもツギハギで進めよう、という方針にすることで、気楽に進められた。実際に外壁を間違って切ってしまって、強引に直す場面があった。


どこまでちゃんと作るかという論点があるのだけど、計画づくりに使いたいので、外壁は作るけど内壁は作らないことにした。
各フロアの床には間取りが書かれていて、接着せず、取り外し式にした。壁までは作ってないので、落書きしたりメモしたりできる。
外壁は1面が外れて中を覗けるようになっている。シルバニアファミリーの家みたいなイメージ。
ここからここって目が届くの?という把握のためには、階段くらい作ってもいいかもしれない。


模型があるとたいへん便利で、平面図は鉛筆で書いただけなので、洗面台この向きにしたら?とかここに棚がほしい、とか落書きして、家庭内で認識を揃えたり、考えを伝えたりするのに役立っている。
作る過程で構造が頭に入るのも良い点だし、作業しながら、脱衣所広いんだな〜とか、予定通りに子供部屋を作ると脱衣所と子供部屋の広さがほぼ同じ、とかそういう雑談ができるのもよかった。
立体的にも役立っていて、天井が斜めの屋根裏があるので、ここにベッド置けるかな?とベッドの高さを再現したパーツを作って、ためしに置いてみたら、頭打ちそうだった。布団なら寝れるかもしれない。

屋根裏にベッドを突っ込んで見る試み


この窓で外から覗かれない?というときには、家の外に人間の模型を置いてみて、こういう高さみたいです、という確認もできる。
やる気があれば、塀を立てたり隣家を作ったりとか、ここから世界をどんどん伸ばしていっても良さそう。

窓の高さの確認


模型作りで調子が出てきたので、風呂の窓がほしいかどうか決めよう、というときにもダンボールで実物大の窓枠を作って、土地の現地に持っていって、計画ではこの辺のこの高さに窓が出現するはず…と合わせてみた。
隣家の物干しとか、裏の物置とか、あまり楽しくない視界が広がっていたので、風呂の窓は取ってもらうことにした。
風呂の窓って防犯用の格子もあり、換気用に開け閉めもできるので、なかなかいいお値段で、このサイズでも14万円くらいするようだった。プロトタイピングの結果、ちょっと節約できて嬉しい。

窓枠を作っている様子


深澤直人のアトリエって本を読んでたら、実物大の玄関ドアなどを作って仕上がりを確認されているようだった。
うちも、だんだん模型の規模をデカくしていって、実物大のリビングを今住んでるマンション内に作ったりしてみたい。