オンラインMTG(や、単なるオンラインの雑談)において、大半のメンバーが自宅などから一人ずつ接続しているときに、会議室などから複数名で参加すると、迷惑なことがある。
家メンバーと会議室メンバーの状況を比較すると、会議室メンバーには以下のような有利さがある。
- 遅延時間が有利
- 会議室のメンバー同士はいち早く情報をキャッチできるので、早く返答でき、リモートメンバーの発話チャンスを奪うことができる
- 視界が有利
- 会議室のメンバー同士は見えている範囲が広いので、ジェスチャーをキャッチアップできる。リモートメンバーには通じない
- 音圧で有利
- 会議室メンバーは話者が多いので音圧を上げて場を制圧することができる
- 音質面でのギャップがある
- 一人で接続するときには、近い距離のマイクで音を拾っていることが多いけど、会議室のマイクは話者から距離があって、音量や残響音などに差があり、聞き取りづらいので、会議室メンバーが発話するときはより集中して聞く必要がある
構造上、会議室に物理的に集まっているメンバーからは、一方的かつ自由に発話できてしまうので、発話権に平等さを取り戻すため、以下のようなことに気をつけてもらえるとよいのではないか。
- 会議室メンバーは発話前に一呼吸置く
- リモートメンバーに音声が行き渡って、返答がないことを確認してから発話する
- 解散して各自接続する
- 一方で、オフィスフロアに声が大きい人がいると音を拾ってしまって不便ということもあったりする
- 会議室を改装して1人用の電話ボックスサイズにする
- いまオフィスを作ろうとなると電話ボックスをたくさん作ることになるのではないか
- 会議室メンバーはミュートにしてもよいというルールを定めておくのはどうか
- あまりに会議室だけでガヤガヤ盛り上がっていて聞き取れないときなどは勝手にミュートされてもよいことにする
- Zoomは音量を下げるという選択ができて便利、Meetだとミュートにするしかない
何言ってるかわからないなら聞いてても仕方ないのでミュートでいいじゃん、と思うけど、会議室に10人、そして1人でつなぐメンバーが2人、とかだと、ガヤガヤした大多数をミュートにすると別の会になってしまうので、会議室からの参加がメインとなるような人数バランスにはならないよう、会議室も数名ごとに分割するなどして工夫できるとよさそう。
一方で、発言権なく座ってるだけというのは時間がもったいない、会議室での良い発言はミュートされてることに気づいたらあとで教えてください、ということで1人接続のメンバー同士で話を進めておいても便利そうなので、やっぱりミュートでいいじゃんとも思う。
オンラインMTGって書いているけど、主に困ってたのはおしゃべり目的で集まっているときに複数名まとめて参加されて人数比が偏ったときで、仕事で上記のような状態になったら、そのまま議事を進行することはないと思う。