hitode909の日記

以前はプログラミング日記でしたが、今は子育て日記です

アウトプットの品質を下げておくと気軽に書けるようになる

12月であるし、アドベントカレンダーが回っていたりして、よくできた興味深いブログの記事を目にすることが多い。
よくできた記事ばかり見ていると、自分もちゃんとしたものを出さなければ、となってしまうことがありそう。しかしちょっと待ってほしい。


ブログ記事、といっても、プロの編集の手が入ったお金のかかった記事、一人で頑張って書いた大作、チョロっと書いて出てきた日記まで様々なものがある。
100文字くらいで終わっているものもあれば10万文字くらい書かれているものもあるので、文量に1000倍の差がある。
映像の世界で1000倍の差を出そうとすると、2時間すなわち7000秒の映画と、スマホで撮った7秒の動画、くらいの差がある。

2時間で観れるすばらしい映画がなにかあるとして、

Amazon.co.jp: フォレスト・ガンプ/一期一会 (字幕版)を観る | Prime Video

これの1000分の1の規模の映像を探してきた。蛇口から愉快な音が出て楽しい!という愉快な動画。

映画と同じ水準の映像を作るつもりで蛇口を撮影していたら、規模感や品質に対する認識がおかしい、ということになる。あくまで数秒くらいの動画だと思って撮影している。
2時間の映像を作ろうと思い立っても、撮影したパーツをつなぎ合わせたり、データが消えないよう管理したり、と煩雑な工程が増えていくので、蛇口と同じようには作れない。
これらの動画を観たり感想を話したりするときにも、蛇口とフォレスト・ガンプを同じ俎上に乗せて評価する人はいないと思う。


よく、メディアとその中身は全く関係なくて別のメディアである(光ファイバーでは通信もできるけどレーザーメスとしても使える、みたいな)、という話があったりするけど、ブログ記事に関しては、ブログ記事というワードでひとまとめになって、自分も大作を作らなければ、とブログを書く敷居を上げてしまってる人もいるんじゃないかと思う。
掲載する記事に対する期待値を下げておくと気軽になんでも書いて出せるようになって便利で、このブログは日記ということにしているので最低品質で出せるようにしている。
文量の話をしていたのでこの記事について見ておくと、この記事はURLを除くと800文字くらいなようだった。原稿用紙2枚分くらいで、小学校2年生の読書感想文くらいの文量。