ゴダールの新作やってるよと聞いたので観てきた。
映像と音声はいつもどおり、2〜3秒流れたかと思ったらブチッと切れて、いいタイミングでかっこいい。本作ではとくに、いろんな場所から音がしてよかった。
物語とか、展開とか、どんでん返しとかはなくて、コラージュに混ざって本人のナレーションや批評が続くような映画。これまでに増してコラージュだけで成り立っている映画だった。パンフレットを見ると、映画というのは、撮影よりコラージュなのではないか、ということを話されていた。
持てる者と持たざる者、リソースを持っている人類は地球を破滅へと導き、リソースを持っていないものは選択肢の少なさゆえに、みたいな話が始まり、アラブで革命を起こしたところで、何も得られるものはないじゃん、そんなところで革命を起こしたところで何になるのか、という論調で、そんな、なんて上から目線なのか。。と思っていたところで終わった。
ゴダールの作品は映画史が好きで、大学の図書館にあったので借りてみていた。これはたいへんよかった記憶があるのでまたなんとかして観たい。
ジャン=リュック・ゴダール 映画史 全8章 BOX [DVD]
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