hitode909の日記

以前はプログラミング日記でしたが、今は子育て日記です

伊礼智イズムを浴びてる

住宅情報を眺めているうちに、伊礼智の著作にたどり着いた。
こういう家っていいよね、という軸がはっきりしていて、ついていきます…となりやすいと思う。
伊礼智イズムを引き継いだ木の家工務店がたくさんあったりして、影響力が大きいと思う。
インドの楽器を習ってる人はカレーばかり食べるし、髭ももじゃもじゃになっていく。そんな感じ。


70のレシピが基礎編って感じで網羅的でよかった。家庭内での意識のすり合わせにも良いと思う。
よくある狭小住宅、との違いは、4LDKで1人1部屋、みたいなことではなくて、空間を繋いでいって、同じ空間で過ごしましょう、完全に各部屋を密閉しなくていいじゃん、ということなのかなと思う。


1冊目はKindleでも読める。
2冊目は、クライアントと考え方が合わないときには年に1回はこちらからお断りしている、そういう場合に進めても、お互い不幸になる、クライアントの好みだけを聞いていくと、どこかで見た雑誌の切り抜きのコラージュみたいな家にになってしまうので、任せてもらっている、など、付け焼き刃での情報収集に釘を刺す場面もあって、そうだよなあと思った。
あんまりなんでもかんでも情報を集めすぎるのも良くなくて、価値観を揃えていくつもりで集めていく、フィルターバブルの中にどんどん入っていって考え方をインプットしていく、というのが良いのだろうと思う。


建築知識ビルダーズは施工者向けの雑誌なのか、クライアントの要望を鵜呑みにしてはいけません、何をやりたいのかヒアリングした上で…という論調でおもしろかった。読み応えあった。
座る場所があちこちにあるのは良いと思った。でも、これいいじゃん、というのを集めていった結果、カウンターがあってベンチもあって階段の1段目がテレビボードと兼ねててさらに座れて、みたいに、座れる場所しかない、ということになっていくと、雑誌の切り抜きになってしまう。


目や価値観が慣れてきて、こういう家を見たときにも、あ〜めっちゃいいじゃん、と思うようになってきた。
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ずっと眺めていたら、たためる椅子がほしい気がしてくるのだけど、しかし、こうなってくるとコスプレになってきている気もするので、ほどほどにしたい。
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