ネガティブ・ケイパビリティに、対談を通じて近づいていこうという本。でもあんまり近づけてなくて、それもまた良いと思う。
ソフトウェアを作る仕事をしてて、「これってなんでだっけ?」みたいな一問一答、みたいなことをやってしまうことがあるけど、誰かの意思によってびしっと決まってることってあんまりなくて(本来はリーダーとか経営者の意見がびしっと徹底されているはず、なのかもしれないけど…)、いろんな情勢が掛け合わされた結果、このような情勢に至っている、みたいなことが多いのかな、と思う。
そこに誰かの意思を持ち込んでしまう、とか、振り返って一直線のストーリーを作ってしまうのはナラティブ過ぎ、みたいな。
昨晩も、子供が食べかけのブロッコリーをフォークで叩き続けていた。そういうときも、「なんでそんなことするの?」じゃなくて、「やりたいんだよね」という姿勢が必要。ソフトウェアがなんでこうなってるのか?誰のどういう設計なの?じゃなくて、やりたいんだよね、で接していく。そういうこと。