会社で買ってもらったので読んだ。アーキテクティングとはソフトウェアの構造だけじゃなくて、人に関わることで、ステークホルダから重要な要求を引き出したり、決断を可視化して、誰にでも手にとって見えるようにしたり、と様々な話題がある。この本独自の研究というよりは出典があるので読んで回るとさらに勉強できそう。後半にはワークショップ的なアクティビティが色々紹介されている。困った!というときに見返すと役立つ技が載ってそう。
気になったところメモ
- 意思決定マトリクス
- とり得るアーキテクチャを並べて、どの指標に対して効果があるか表にする
- 数値化すると誤った信頼感を得てしまうので、数値化したり平均を取ったり加算したりしてはいけない
- 拘束力のある判断を最大責任時点まで遅延する
- もとに戻せない決定はなるべく遅らせて、調査のための時間を作る
- 最大責任時点 = 最も良い前向きな影響を与えるタイミング
- C4 model
- C4 modelの著者がコラムを投稿していたのでC4 modelについて思い出した。後でちゃんと見たい
- ソフトウェアアーキテクチャのためのC4モデル
- Management 3.0
- 設計権限を委譲するときのレベルが7つある、1.アーキテクトが決めて伝える、から、5.助言する、7.委譲する、まで
- チームの昼会とかでもチームメンバーたちの意見が自ずと良い形に収束するのはよいことだと黙ってたらいい感じに決まったりして眺めたりしている
Design It! ―プログラマーのためのアーキテクティング入門
- 作者:Michael Keeling
- 発売日: 2019/11/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)