仕様は固まってないけど、工務店から、現時点で契約書をもらって、銀行の本申込みに間に合うように進めてもらった。仮の契約書って変な話だけど、土地と建物をまとめるとこうなってしまうらしい。
今週末に土地の契約があって、その後は3週間以内に住宅ローンの本申込みが通れば、10月までに家の仕様を決めればいいので、急にのんびりになるはず。
利息だけでも、支払いが始まってしまうけど、このローンを土地と建物に分けると、土地だけ買って死亡した場合に家が建たない、手続きがもう1回始まるなど、なかなかめんどくさいので、慌ただしいけど無理してまとめることにした。
もらった図面はよくできていて、我々が思いつきで、ここはこうなってほしい、とか言って手を入れると、必ずどこか変になる。
ものごとは依存関係にそった問題の構造にあわせてデザインするべきで、その構造を見極めずに、思いつきで変更すると制約を満たせなくなる、ということを確認できる。
可児さんって方の本を読んだら、いきなり四角いマス目の集合体で考えるんじゃなくて、丸を書いて、ここでこれをする、みたいに書いていく、と記されていた。それに沿うと、手を入れるときにもデザイン上の各パーツのつながりまで還元してから手を入れないといけないのかもしれない。
ソフトウェアだとしたら、実装されたソースコードに対して議論してる人は近視眼的で(この表現って近眼の者に対して無礼では?と思うけど、僕も眼鏡かけてるので大丈夫だと思う)、どう作られてるかという構造に還元した上で、ここの仕様をああしようこうしようと話すと思う。
我々の要求も矛盾していて、空間を広くして家族で集いたい、という気持ちと、とはいっても一人で閉じこもって動画でも見てダラダラしたい、という気持ちが共存している。
昨晩は、いろいろ考えた末に、動画ダラダラ空間や、こもって作業したいときや、風邪を引いたものを閉じ込めるために、2階に茶室を作ろう、とか言っていた。動画ダラダラ部屋としては密閉して仕切りたいけど、過ごすことを考えると他の空間とつなげて換気や空調が効くようにしたい、とか、実現時の要求にも、矛盾した話題がある。
土地がめちゃめちゃ余ってるなら、茶室を作ろう、以上、で済むけど、どことつなげて、まわりとの関係性はどうなってるか、とか話していかないことには、茶室単体で考えている間は一生茶室を作れないと思う。