お願いしている工務店のホームページの、お客様の声みたいなコーナーをたびたび読んでいて、載ってる写真から、ハンモックうちにもほしい、とか言い出したり、この家のここってどういう材料なんですかとか工務店の方に聞いたりするのに使っていた。
このコーナーは熱量高くて、「〇〇工務店、最高!」「涙が止まりません!」みたいなひとこと感想じゃなくて、数千文字くらいびっしり書かれていたりする。
注文住宅を建てるとみんなそれくらい言いたいことがあるんだろうな、とも思うし、お客様たちが、すっかり工務店のファンになっていて、そういう良い関係を気づけているのはいいことだ、と思ったのだった。
つまみ読みしていたのだけど、これを全部読んでおけば今後の打ち合わせに活かせるのではと思って、勝手にダウンロードしてPDFに変換してiPadで読めるようにした。
だいたい20年分、A4で1000ページになって、かなり迫力がある。
以下のような工程を経た。パソコンを不自由なく使えるようになっておいてよかったと思う。
- wgetで全部ダウンロード
- この時点でevilな感じもするけど、打ち合わせのためならいいだろう、という考え
- HTMLファイルにはヘッダやフッタ、サイドバーやJSなどがあるので、本文のHTMLだけ抜き出して、別のHTMLに置いていく
- その他、画像のサイズがハードコードされてるのを正規表現で消したり調整
- VivliostyleでPDF化することにして、vivliostyle.config.jsを生成する
- ドキュメントでは原稿のMarkdownを渡してね、と書かれていたけど、HTMLをそのまま渡しても動くようだった
- 本文中から日付を抜き出して、日付順のファイル一覧をentryに渡す
- Create Book | docs.vivliostyle.org
- toc: trueにしておくと各セクションに飛べて便利。
- 妻から、新しい順にも読みたいって言われたので、ひっくり返した版も作った
以前なら結合してmarkdownにして MyBooks.jp とかにアップロードして本を作っていた気がするけど、Vivliostyleを使えばローカルで完結して、wget -rして差分を取ってきて、rubyで書いた変換スクリプトを通して、npm run buildして…みたいにスクリプト1つでPDF化できるのも便利だった。