良くない状況のとき、良くないのは良くない、というだけでなく、状況が良くなるインセンティブが足りているか意識するようにしている。
数ヶ月に一度持ち回りでやってくる仕事があるとして、それが単純作業で大変でつらい、というのは良くない。
そこに状況が良くなるインセンティブがあるか考えると、今回がんばってフローを改善したり、何らかの効率化を試みても、持ち回りなので、次に恩恵を受けられるのは数ヶ月後だったり、次の担当者に引き継いでも、うまく行ったかフィードバックを得られなかったりして、そこを頑張って良くしてもあまり良い状態になるイメージがつかない。
そこで、例えば、改善を試してみるので、持ち回りをいったんやめて、しばらく自分が専任でやります、ということにしてみると、何か試してフィードバックを受ける、というサイクルを一人で回したり、うまく行ったらドキュメント化して横展開したりできて、状況が良くなるイメージができる。
ほかには、次の担当者に引き継ぐまでの間に一気に効率化をして完全に自動化し、人間の担当者をなくしてしまう、というパターンもあり、その場合はインセンティブがすごく得られるけど、難易度が高く、筋力で解決しているという感じ。