11月に引っ越したのだけど，そのときにGoogle Spreadsheetを活用して，いい感じに物件を探すことができた．
そのときに実践したこととか，気をつけたことなどを共有します．
要件を決める
最初に，どういった要求があるのか明らかにする．いま住んでる家の気に入らないところを挙げていくと明らかになると思う．僕は以下のような条件で探した．
- インターネットが無料であること*1
- 料理したいのでガス二口以上
- 風呂とトイレが別であること
- ゴミ出し大変なので敷地内にゴミ置き場があること
- 布団を干せること
- 静かであること
- 家賃8万円以下
- 荷物少ないので狭くてよい
SUUMOで検索する
SUUMOとかで検索する．適当だけどこんな感じ．家賃でソートするよりは，新しい順とかでソートするほうがよさそうな物件見つかりがちだった．
iPhoneアプリを使うと，条件を保存しておいて，新しい物件があるたび通知をもらえる．便利．
おさんぽ検索する
SUUMOのiPhoneアプリにはおさんぽ検索という機能があって，これはおもしろくて，おさんぽ検索を開始して散歩すると，散歩中に条件の合う物件とすれちがえば教えてくれる．住みたいあたりの通りをうろうろすると効率よくよさそうな地域の物件を探せる．
www.recruit-sumai.co.jp
夜に徘徊する
夜は安眠したいので，静かなところに住みたい．大通り付近はうるさかったりする．大通りがなくても，夜から明け方にかけて荒れたクラブがオープンして若者が唐揚げ棒を食べて暴れたり，唐揚げ棒の棒を道に投げ捨てて暴れたりして最悪．五条通り沿いに住んでた同僚はうるさくて眠れないと言ってて，その後睡眠成功のために引っ越したりしてた．
なので，夜に見に行って，このへんの地域はうるさいとか静かとか，知見を集めるとよい．
僕はなるべく静かなところに住みたかったので，交差点に到達するたびに静かそうな方に向かっていって，静かな場所を探してた．
おさんぽ検索と組み合わせても便利．
気になった物件をSpreadsheetにまとめる
気になる物件をみつけたらGoogle Spreadsheetに記録する．けっこうがんばって作っていて，左端にSuumoのURLを入れるだけで，家賃や面積など，ばばっと出てくるようにした．
いろいろ出てるけど，分類すると，以下のような情報を並べて見れる．
- 元のページの情報
- 家賃，面積など，元ページに書かれてる情報はなんでも取ってこれる
- IMPORTXML関数を使ってHTTP通信してHTMLからXPathで抜き出している
- 元のページをもとに計算できる情報
- 家賃/面積 で1平方メートルあたりの値段を計算できる
- (家賃+初期費用)/12 で1年住むとして毎月いくらかかるのか計算できる
- 元のページを観察すると得られる情報
- 調理できそうか，とか，気になる点とか，感想とか，物件を比較するのに役立ちそうなことは書いていく
それまではぼんやりSUUMO見てたのが，並べて見れるようになるのは革命的で，この部屋とこの部屋ならどっちがいいか，それはなぜか，とか考えて，その結果も残しておくことができる．短期記憶から長期記憶へ発展して，頭が良くなったような感じになる．
物件決めるときに限らず，いろんな物の中から何かを決めたいときにはSpreadsheetで並べて見れるようにすると便利．オフィスの机どれにするか検討するときもIKEAスクレイピングしまくってた．
練習用のSpreadsheetを置いておくのでご自由にご利用ください．誰でも編集できるのでみんなで探そう．(追記：いろんな人が編集してめちゃくちゃになりました．徒歩7分とかは以前はスクレイピングしていたけど，いま見たら手入力になっていた…)
物件探し_y - Google スプレッドシート
以上のようなことをやって，無難な部屋が見つかったので，そこだけ見学させてもらって，いま住んでる．部屋はツールなので，最高の部屋というものはなくて，欠点のない，無難な部屋に落ち着くのが良いような気がしている．よく押すボタンとかに過剰なアニメーションがついていると，最初は最高でも，だんだん飽きてくると思う．
参考
同僚の引っ越し事例．僕は写真は撮ってないし不動産屋も選んでないので，いろんな流派がありそう．
はてなニュースの記事がまとまってて便利．
*1:別途インターネット契約するのがめんどうだったので最初から入ってる部屋を探していました
