hitode909の日記

以前はプログラミング日記でしたが、今は子育て日記です

Creative Selection Apple 創造を生む力

macのSafariを作ったり、iPhoneのキーボードを作ったりしていた人の本。Appleの中の人の開発風景を覗けてよかった。デモを作ってみせることの繰り返しが基本、というのがおもしろかった。ブラッシュアップすることとか試行錯誤することに重きを置かない開発フローでは、一回決めて、作って、はいリリース、みたいな開発が多いと思う。キーボードの開発においては、いろんなアイデアが出て、いいのは拾われたり、複数のアイデアが融合されたり、だめなアイデアが捨てられたりする過程が説明されていておもしろい。誰もが使ったことのあるソフトウェアの裏側を教えてもらえる。

動くデモを見せることが重要で、コーヒー飲んでブレストしても意味ないという話がよかった。誰の思い描いた犬が一番可愛いか議論しても仕方ないけど、犬の写真を持ち寄れば誰の犬が一番可愛いか議論できる。
ブログを作ってる頃に、ユーザーのことを思って、直接触って使いやすいものを作るという暮らしができてたのは近いマインドだった。デザイナとペアを組んで、ここの仕様はこういう形でやるとうまくいくんじゃないかって議論して、席に戻って実装してみたらその通りに動いて、めっちゃええやん、となったり、作ってみたら思ったように動かなかったので、この案は捨てて別の案にしよう、とかやっていたのは楽しかった。こう動かしたいんですってデザイナがちょっとしたJSを書いてくれて、それを見てちゃんとしたコードに実装し直したりとかしていた。

ブラウザを作るときに、修正すべき点すべてにFIXMEって書いておいて、FIXMEの数を数える、という手法が紹介されていて、これいいなと思ったので同僚に共有して、やってみようということになった。コメント中にTODO(ver2):ログイン状態に応じてユーザー登録ボタンもしくはログインボタンを表示するとか書いておくと、ver2に対するTODOはいくつあります、という内訳をmackerelに投稿する仕組みはすでに作ってあったので、開発の進捗を見るのにも使えそう、というアイデア。


Creative Selection Apple 創造を生む力

Creative Selection Apple 創造を生む力

バリ旅行に持っていったもの

先々週の土曜日から今週の月曜日までバリ島に行っていた。持ってよかったもののメモ。

背中側から開くバックパック

「uiureo バックパック」で検索すると出てくるやつ。背中側からしか開けられない点が気に入ってて。歩いてるうちに開けられて物を盗まれたりする不安が多少は軽減する。パソコン入れる場所が背中側なのも安心。近所で買おうとしたら在庫がなくて、大阪のALBiまで買いに行った。
uiuret.hatenablog.com

妻はこの記事を見てキャビンゼロのかばんを買っていた。これはこれで鍵かけられるので安心。
nhayato.hateblo.jp

つま先ついてるサンダル

TevaのTOE PROってやつ。今調べたら廃盤になっていた。何がいいかというとよくあるアウトドアサンダルだけどつま先がついているので指先を踏まれたりぶつける心配がない。これ一つだけ持っていって毎日履いてた。シャワーで洗う。靴下も持っていかなかった。

https://loftman.co.jp/wp-content/uploads/2017/06/17203948/1497699587-coop-2017-06-17-4.jpg

よりアクティブに | LOFTMAN

パタゴニアのボードショーツ

柄が派手で気に入っていて、一時期、毎年1枚ずつ買い足していたので何枚か持っていった。サーフィンしないのに履いてたので、サーフィンしに来たの?って聞かれてた。プールから出てそのまま履いてたら乾くので便利。下着もいらない。

パタゴニアのバケットハット

このときに買ったやつ。日焼け対策を適当にしてたら頭が焦げてきたのでかぶっていた。
blog.sushi.money

ノースフェイスのペラペラのズボン

これは日本でも毎日履いている。2本持っていって、寺院に行くときとか良いホテルに行くときとか半ズボンだとよろしくないので履いてた。毎日水着で過ごしてたら、下着いらないのではと思って下着を履くのをやめた。そうすると下着を洗わずに済んで便利であった。
blog.sushi.money

ユニクロの速乾Tシャツ

ふだんジムで着てるやつ。書いてて自分でもびっくりするけど、バリ島はカラッとしていて全然汗かかないので2日くらい着てもとくに違和感なかった。
www.uniqlo.com

エンジニアドガーメンツの花柄のシャツ

着心地がすごぶる良いのでテンションが上がる。他のアイテムがどんなに悲惨でもこれ着てればどこでも入れるだろうと持っていった。空港とか寒いときにも着ていた。

カメラ2つ

GRとGoProを持ってた。GRは写真がきれいに撮れる。GoProは写真取るようなつもりで数秒くらいの動画を撮る、という形で両方使っていた。周りの旅行に来てる人を見るとGoProで写真撮ってる人をよく見たけど、普段GR使ってると、この写真では満足できないと思う。

度入りのサングラス

JINSで買った。普段かけてる眼鏡より安いので、プールでもこれかけて泳いだりしていた。バリ島ではサングラスはお土産屋さんに200円とかで売ってたので値段だけ見ると100倍。

60W出せる充電器

出発前に発売されたのですばやく買った。MacBook、スマホ、モバイルバッテリー、GoProとUSB-Cグッズが増えてきたのでこれだけでだいたいなんとかなって便利だった。GRを充電したいときはモバイルバッテリーから充電する。

ハイチオールC

肌荒れに良いかと思って飲んでたけど日焼けして頭が焦げて皮がめくれたりしていて効果は不明だった。鼻にほくろが1つ増えた。

【第3類医薬品】ハイチオールCホワイティア 120錠

【第3類医薬品】ハイチオールCホワイティア 120錠

液体絆創膏

指とか切ってもこれを塗っておけばいずれひっついてもとに戻る。家でも絆創膏は使わずこれを塗りまくっている。小学生の頃は瞬間接着剤を指に塗って指を強化して遊んでいた思い出がある。

【第3類医薬品】エキバンA 10g

【第3類医薬品】エキバンA 10g

モンベルのスタッフバッグ

赤は汚れたもの、青は洗ったもの、という形で色分けしていた。ジムに行くときにも同じルールで色分けして運用している。一目で見てわかりやすい。
透湿の袋を持っていると水着とか入れるのに便利で、水はもれないけど湿気は通すのでしばらくすると乾いていて便利。

ちょっとした洗濯バサミ

水着を干すのに使っていた。なくても椅子にでも引っ掛けておけばよさそう。小分けになった洗剤も持っていたけどだいたい水洗いでことたりていた。

G-SHOCK

fitbitを充電するのが面倒だったので普通の腕時計をつけていった。充電すべきものを一つでも減らせると気楽。

Kindle

防水のPaperwhiteはプール付近やビーチで使えて便利だった。macのSafariを開発した人の本とかNetflixの人の本とか、テクノロジーっぽい本をずっと読んでいた。

無印の薄い財布

薄くて軽くて便利。普段もこれにしたいけど高級財布を買ってしまったために惰性で使い続けているという問題がある。
www.muji.net

シックハイドロ

ジェルがついてて肌に優しい。

シック Schick 5枚刃 ハイドロ5 コンボパック(ホルダー+替刃5コ付)

シック Schick 5枚刃 ハイドロ5 コンボパック(ホルダー+替刃5コ付)

あるとよかったもの

  • 栓抜き
    • 買った瓶ビールを開けられないことがあった
  • 指差し会話帳
    • せっかくなので現地の言葉を覚えてきたら良かった。インドでは妻が持ってて「ダンニャワード」とか「バホットアッチャラガ」とか覚えた。

旅の指さし会話帳2 インドネシア(インドネシア語)[第3版] (旅の指さし会話帳シリーズ)

旅の指さし会話帳2 インドネシア(インドネシア語)[第3版] (旅の指さし会話帳シリーズ)

  • 作者: 武部洋子,北島志織
  • 出版社/メーカー: 情報センター出版局
  • 発売日: 2011/05/01
  • メディア: 単行本
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帰国

無事帰国できた。インドに行って帰ってきたときは、いくらなんでもたいへんすぎたという感想だったけど、今回は危険な目にあったりすることもなく快適だった。こういう雰囲気の旅行なら、手放しで、また行きたいと感じる。
休みはこまめにとるより、今回のようにまとめてくっつけて取ってどこか出かけるほうが体験が良いことがわかったので、まとめて休めるようになりたい。
一方で、仕事でへとへとになってから休んでリフレッシュするのは持続可能性のないアクションプランだとも思って、たいへんになってから休んでいくと仕事のスケジューリングは難しくなりそう。年間でこれだけ休めるので、こことここを休みますってあらかじめ休み予定を入れておくような形のほうが良いかもしれない。

海良いと思って、何が良いかというと波がある点で、海の近くに住んでなくて、まだ波を見飽きてないので、ずっと見てられる。琵琶湖の波は見飽きているので、良い波が来る海なので見てられるという話かもしれない。タナロット寺院の波は大きくて盛り上がる。写真撮ってるとびしょびしょになる。こういう良い波が24時間、一生涯にわたって続いているのはすごい。

juku-ru.com

翌日は4時起きで8時の飛行機だけど遅くまで起きていて2〜3時間くらいしか寝られない。ルピアが余ったから使い切ろうとわけのわからない石鹸やマグネットなど買いまくっていた。わけのわからないおみやげはこうやって生まれるのか、という学びがあった。

肉はどうもいまいちで、初日にルンダンを見つけて頼んでみたら延々と噛み続けていて顎がつかれた。その代わり、海が近いからから、魚がおいしい。食事の際に魚を見かけたら注文するようにしている。
きのうは昼は海鮮がたくさん入ったトマトスープ、夜はツナステーキ、今日はツナのたたき、白身のカルパッチョ、パン粉を付けて焼いたやつ、と魚を食べまくっている。うますぎるってすごい速さで食べてしまう。
ガイドブックを見て出かけたMenega Cafeで食べた貝が一番おいしかった。海岸のバーベキューの店。謎の甘辛いソースをつけて焼かれていて、うまみが貝殻に溜まっているので吸うとこんなにうまいものはないって感じになる。ココナッツで燻されていて香りが良くて、日本ではあまりココナッツで燻したものを食べられないと思う。せいぜいカツオを藁で焼くくらい。
これを書いてる部屋では蚊取り線香が焚かれていたり、路上にはヒンドゥー教のお供え物が置いてあってお香が炊いてあったり、畑でゴミが燃やされてたり、煙をよく見る。

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開発内容の洗い出しを画面一覧から進めるのは適切かどうか、ボトムアップに洗い出した開発項目とマージすべきかどうか

プランナが画面一覧をもとに作ってくれた開発項目のリストと、エンジニアがボトムアップに必要そうなことを出していったリストがぜんぜん違う内容になっている、ということがあった。結果的にできるものは同じことが期待されているけど、一つの出来事に対して、言い回しが違うものが2種類ずつ用意されている。
この時点で差異があるのはいいのか、悪いのか、どちらかでいいのか、どちらも必要なのか、一つのリストにマージすべきなのかそうでないのか考えていた。

差異があるのは

これはよい。たとえば検索エンジンを作ろうとすると、画面一覧から見ていくと、「検索ワードを入れる欄」「検索ボタン」「検索結果」くらいの構成要素しかないけど、その裏では膨大な量のコンピュータを束ねて計算する必要がある。
逆に、星座占いのページとか作ろうとすると、星座ごとのページを作ったり、射手座のイラストとか用意する必要があるけど、その裏の構成は同じでいいはず。

どちらでもいいのか、どちらも必要なのか

どちらも必要で、検索ボタンを置いて完成ということはなくて、検索エンジンの開発の工数は無視できない。12個の星座のイラストが必要ならそのことも先にわかっておきたい。

一つのリストにマージすべきなのか

こっちはまだわかっていない。ユーザーが見たときの体験一覧が満たされているかのリストと、裏側の構成要素がすべて満たされているかのリストが混ざっていると混乱しそうだし、チームとして見る場所が一つになっていれば便利な気もする。「パスワードを暗号化して保持する」とかはユーザーが見た挙動からはわからないけど必要。「リンクをたどるとすべてのページにたどり着ける」はユーザーから見た観点という感じ。

世間的な手法をちゃんと取り入れて開発すれば、こういうのを形式的に扱うフォームがあるのかな?知ってる人いたら教えて下さい。