2年前の9月に賃貸マンションを脱出しようと活動を始めて、去年の4月に土地を買って、今年の2月から工事して、家を建ててもらい、ようやく引っ越しだった。
その間にハイハイだった子は歩いて喋るようになるし、あとからマンションを探し始めた友達にどんどん追い抜かれていく。
数日間ほぼ徹夜で荷造りしたことで、搬出はなんとかなったのだけど、搬入ではややトラブルがあって、現地を見るなり、ソファと冷蔵庫が二階に上げられないかも…とおっしゃる。
営業の方には、現地調査来なくていいの?って聞いたのだけど、階段から行ってみますし、ベランダがあるなら、いざとなったらそちらからで大丈夫、みたいな話で、なんかやる気なさそうな方で、Z世代ってみんなこんな感じなのかな?しかしコロナの後遺症でめちゃめちゃ調子が悪いのかもしれない、低労力でも、抑えるべきポイントを押さえていればこんな感じでも大丈夫なのかもしれない、よくある引越屋の決め方として、相見積もりを取ってやすい方を選ぶということは、一案件あたり営業にかける時間はあまり無いはずで、とかいろいろ考えていたのだけど、当日も、やっぱり全然だめじゃん、という感じだった。
ベランダの手すりが木でできているので、重いものは乗せられない、ここから上げるという案はそもそも取れず、階段がダメなら、追加費用でクレーン車が来ることになるらしい。
がんばって階段から上げてもらったのだけど、その過程で壁が冷蔵庫に突撃してちょっとへこみ、陳謝されてしまった。
当日は、住んでるうちにべこべこになるし、いいですよ、お気になさらず、って言ってたけど、後日、こうして日記を書いてるときに冷静に考えると、現地調査に来てればこんなことにはならないのだし、来ないことで現場の人間がひどい目に遭っている、営業の、営みも、業務も、どちらも妨害しているじゃないか、営業から、迷暴(迷惑をかけて暴れる職種)に名刺の表記を変えたほうがいい、と思ってきている。
夜は全然片付いてないダンボールだらけの空間で食事したのだけど、この時点でめちゃめちゃいい。とてつもなく良い。
キッチンはアイランドにしてもらったので、どちらからでも物を取りに行けるし、ダイニングは照明と丸いテーブルがばっちりで、食事してるあたりだけ柔らかく照らしてくれる。
前のマンションは間取りがおかしくて、リビングと廊下の間の扉を開けると、キッチンに侵入するすき間が20センチくらいしかない。そこを横向きにすり抜けて生活していた。
あの変なすり抜けを二度とやらなくていいんだ、と思うと、その途端にめちゃめちゃ嬉しくなった。