このところ子供が日の出とともに起床してしまって、お世話してると体力が尽きてきて、暮らしがめちゃくちゃになっていた。
疲れすぎて夕方ごろには物理的にプルプル震えていたのだけど、そんななか妻が見つけてきた赤ちゃん寝かしつけの本を読んでみた。
ハエの睡眠サイクルの実験をするときみたいに、赤い光を使うことで、睡眠に影響のある目の覚める光(ブルーライト)をカットしながら、字を読んだりお世話したり、といった作業もできるようにしましょう、というのが特徴的な主張。個人的には子供が寝る場所といえば、やわらか電球色みたいなイメージだったので、衝撃的だった。
とにかく暗く、遮光カーテンで真っ暗に、光るスマホの充電器も寝室には持ち込まず、豆電球も避けて、赤いLEDなら大丈夫、という徹底した世界観。
藁にもすがる思いで、この本のプラクティスを実施することにした。
- 子供の寝室は分けましょうとのことだったけどうちは1LDKなので、リビングを明け渡すことにしてベビーベッドをリビングに移動した
- 廊下で寝かせる案もあったけどそうするとトイレに行けなくなる
- リビングを暗くできるよう、エアコンや空気清浄機などのインジケータに黒いテープを貼って光らないようにした
- 見た目はなかなか悪くなってしまうので、家電のLEDはすべてオフに設定できることとする法律を作ってほしい
- 明るさだけでなく色を選べるスマートランプを導入
- 2000円、安すぎる
- Google Homeからホワイトノイズを流す
- 夜中に泣き出したときは、授乳を求められないよう父親が寝かしつけをする
- 1日目は救急車が通ったりして2時と5時に起きた、一人で根付く練習をして、だんだん落ち着いてもらいたい
- 2日目は一度も起きず7時間寝てくれた、あまりに起きないので心配になって途中で見に行ったら寝てた
リビングの照明が赤くなってるのがおもしろくて、メルセデスベンツの内装の照明の色を変えられる、みたいな意味の無さがにじみ出ているけど、その目的は子供を寝かすため、というのが見た目に反して合率的で、製品がもともと想定していたパーティーグッズ的な使い方より有用な使い方ができていると思う。
これまでは寝室で一緒に寝ましょう、という方針だったけど、睡眠不足だと親も精神状態が悪化するおそれがある、と本にも記されていて、まずは睡眠を取り戻すことを第一に、と別室で寝ることにした。
別室で寝るのは合理的なサバサバした判断で、こういう大きな判断ができたのはうれしい。
今もこうして我々は寝室で日記を書いたりスマホを眺めたりして、子供はリビングで寝ている。
寝室で横で寝てると、いつ起こしてしまうかハラハラしてストレスに感じてる側面もあったのだな、と思って、別室で寝ることにしたら肩の重荷がちょっと降りたような感じがする。
物理的には離れていても、ベビーモニタで観察して、音も聞こえているので、何かあったらすぐ起きたら見に行けるようになっている。
今困っていることは、ベビーモニタのディスプレイの照明が明るすぎること。トレーシングペーパーとか貼ってちょっと暗くするといいのかもしれない。
あとは、リビングを明け渡したので、子供が寝たあとは寝室でパソコンでも見るか本でも読むか、くらいしかすることがなくて、でかいテレビで映画を見るみたいな活動はできなくなった。ただいまは睡眠不足で不調だったので、ひとまず睡眠を取り戻したい。
本のダイジェスト版みたいな記事があったので貼っておきます。
toyokeizai.net