hitode909の日記

以前はプログラミング日記でしたが、今は子育て日記です

一人でやってると個人開発と同じクオリティになる問題

たまに、今のこの状況は組織パターンに載ってたこのパターンだ、と思い出すことがある。数年前に読んでまだ役立ってる本のうちのひとつ。
今は「常に誰かが進捗させる」というプラクティスをやっている。それ自体はいいのだけど、問題なのは、チーム内チームのエンジニア二人チームでやっているので、一人が進捗させる、もう一人が差し込み対応する、という最小の形になっていること。
奥さんが家でやってる生け花教室のホームページを作る夫、みたいなものをイメージすると、奥さんが生花を教えることで進捗させて、夫がホームページ更新など雑務を巻き取るという構造をイメージできる。百人以上の人間がいる会社であっても、夫婦の生け花教室と同じ数の人のアサインでことを進めているのだとしたら、推進力では同じくらいしか出せないはず。実際には百人いる会社には経理の人がいたり総務の人が居たり、資本が潤沢にあったら良いパソコンを使えるとか、いろんなところの支援は受けているけど、新規開発とか、新たな業務を進めるところに一人しかアサインされていない点では同じ。
なるだけ一つの案件につぎこめる人を増やして、人間一人の力を超えたパワーを出す、というのがチームで働くエンジニアとしてはやりたいところ。ずっと少人数でやってると、チームに居たり会社に所属する意味が薄くなっていく。
社内ブログに書いた良いワードを見てください。

一人では作れない規模のものを作るためにチームがあり、会社があるので、1案件にアサインできる人を増やさないと個人開発と同じクオリティになってしまう