かっこいい炊飯器買ってきた.
日立のおひつ御膳.2合炊き.3万円だけど,定価は6万円くらいするらしい.
築60年の家に置くと妙にスタイリッシュで変な雰囲気.
買う前に炊くわけにはいかないので,完全に見た目で選んでる.
ティファールのお湯沸かすやつみたいな構造になってて,炊けたら,おひつ部分だけ分離して,持ち運びできる.
食卓でおかわりできるという話だけど,ごはんおかわりしないし,0.5合だけ炊いて食べ切るので,持ち運べる必要はとくにない.けどかっこいい.
炊けたらそのまま外に持っていってピクニックとか,炊込みご飯を作ってお弁当に持っていくとかできそう.
炊けた米は異常にうまくて,米の1粒1粒の粒子感が高い.まずい米がドンシャリしたべたっとした音質だとすると,これはフラットで,ピアノのペダルを踏む音とか,Bill EvansのWaltz for Debbyの地下鉄の音も聞こえそうな雰囲気.
米うますぎるから毎朝炊いてて,みそ汁とご飯で朝ご飯が完了する.いい米調べていきたいし,京都は漬物いろいろあるはずだから調査していきたい.
炊飯業界,謎の進化を遂げていて,W(ダブル)おどり炊き,銘柄炊き分けコンシェルジュ,お米の質などに応じて「ねばり加減」を選択できる「米(マイ)チューニング」機能,使用していくたびに、わが家好みの味に進化していく「わが家炊き」とか,人工知能AIとふた開閉センサーで、釜内のごはんの量を推測とか,変な機能がいっぱいある.
米炊きたいだけなのにそんな複雑な機構と触れ合いたくないと思う.だじゃれっぽい機能名を考える時間があったら,その時間を使って,すっきり使いやすいものを提供してほしい.
アクセルの存在を知らずに車を運転することはできないけど,炊飯者がW(ダブル)おどり炊きの存在を意識しても,米の仕上がりには何の影響もない.ユーザーの負担を下げるために,W(ダブル)おどり炊きのことは言わずに,ただ米がうまいっていうことだけ伝えるほうが,なにも考えずに良い体験ができて良いと思う.
はてなブログの編集画面は,URLをクリップボードから貼りつけると,貼り付け形式を選べるポップアップが出るけど,はてな記法モードのときに,[の次に貼り付けたときは,HTTP記法を書きたいにちがいない,ということで,ポップアップを抑制するようになってる.
こっそり便利なおもてなしだけど,この機能に名前はない.「コンテキストに応じてポップアップを最適に調節するスクエアブラケットポップアップ抑え機能」とか言われても,わかったから黙ってやってくれ,そもそも,その機能のこと意識する必要はあったのか,ってなると思う.
スタイリッシュだし米もうまいので,QOL上がった.インテリアとしてもかっこいいしおすすめ家電です.
日立 IH 炊飯器 打込鉄釜 おひつ御膳 2.0合 ブラウンゴールド RZ-VS2M N
- 出版社/メーカー: 日立(HITACHI)
- 発売日: 2014/09/15
- メディア: ホーム&キッチン
- この商品を含むブログを見る
ちょっとしたインタラクションの設計はこの本がおもしろかった.
マイクロインタラクション ―UI/UXデザインの神が宿る細部
- 作者: Dan Saffer,武舎広幸,武舎るみ
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2014/03/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (5件) を見る