日記の文体について.昨日話してたら気づいたことがあった.最近,身の回りの人たちの間で,語尾に思うってつけるのが普及してる.「突然歌舞伎みたいに話しだすひとがいると思う.」とか,「缶、いいと思う、」みたいなやつ.みんな使ってる.
僕が広めたみたいになってて,僕が悪意をもって悪い言葉を普及させたみたいになってるけど,そうではなくて,奇をてらって思うって書いてるわけではなくて,渋々書いてる.
普通の人がインターネットに誤った情報とか一般的でない主張を書くと,たちまち見たこともない声だけはでかいおっさんがやってきて,罵倒して帰って行く.
おっさん来なくする方法いくつかある.公開範囲を設定するとか,SNSに書いたりして,見れる人を限定すれば知らない人やって来なくなる.けど,怒られたくないから友達限定で書いて,パブリックな場に書くとたちまち怒られる,ということではインターネットよくならない.
東大卒若手起業家ヨガ留学facebookで10万いいねみたいな,意識高いプロフィールを書いておいて,顔写真貼って,おっさんより身分が上ということをアピールする方法もある.けどそういうプロフィールにするとそのプロフィールにふさわしい意識高いことしか書けなくなる.
大半の文に思うって書くことでも,おっさん来にくくなる.思うって書いてれば,そう思ったなら仕方ない,そう思ったならそう思ったのだろう,ということになって,怒られるリスクが減る.
論文なら間違ってること書いてはいけないけど,日記にその日感じたことを書くのに,出典のないことを書くだけで怒られるようでは,書く気なくなる.普通に書いて怒られるの理不尽だけど,怒る人がいるならしかたないので,怒られないように思ったとか雰囲気とか考えたとか,イメージみたいなことしか書けないようになってる.昔の日記は単に思ったこと書けばよかったけど,インターネットに書くときは,無限に怒られる可能性を想定して,なるべく怒られないように書く必要がある.
今日の日記は普段より思うって書かないようにしたので,怒られる可能性が普段より高い.