hitode909の日記

以前はプログラミング日記でしたが、今は子育て日記です

オフィス近くに看板の出てない、ただの家にしか見えないラーメン屋があって、いつ行ってもスッと座れて、リノベした町家を眺められるのも好き。
他の店舗では、行列になっていることが多いけど、こっちはそうでもない。
なのだけど、今日は大人気スポットになっていた。
入口と出口が分かれていて、一方通行で奥から出ていけるのだけど、初めて来られる方が多いのか、そのシステムも通じてないようで、導線がごちゃごちゃになっていた。

そこまでは人が増えてる、という話で、もうひとつの観点は、ラーメンの具が別皿に盛られている、ということ。
最初に見たら、変なの、ということと、料理として作りかけなんじゃないの、とか思ったけど、そうめんの具は別皿になっているし、微妙なメニューの違いで盛り方に対する違和感が出てくるのはおもしろい。
食べてみると、チャーシューはもっと温かいほうが好き、などと考えると、提供された時点で、やっぱりスープの上にざーっと盛って温度を上げていくのがいいような気がする。
この感覚は、つけ麺の麺が別皿に出てくるものの、食べてるうちにスープが冷めてしまって嫌だ、という感覚と出どころは同じで、つけ麺をよしとするなら、ラーメンの具が別盛りになっているのは望ましいことだけど、つけ麺が苦手なら、ラーメンがつけ麺化していて、同じく苦手な方向、ということではないかと思う。
上級者になっていくと、温度やテクスチャにメリハリがあるほうが人生に幅が出て良いのです、とか言いそう。
この料理を自分で作るならどこがうれしい?ということを考えると、液体と麺の上に盛り付けしなくていいため、配置を微調整してかっこよく盛る、ということが可能となっていそう。また、具を乗せる時間と麺を茹でる時間を並列化できるので、麺ができたぞ、という瞬間から、食べ始めるまでの時間を短縮できるのではないか。そのかわりに、皿を洗う枚数が倍になっているけど、皿は事前に洗っておける。
皿については、以前はずっしりとした焼き物だったのが、金属の器になっていた。おしゃれだけど、冷めるスピードが早くなっているような気がする。古き良きラーメン屋では、丼が煮られていて、ラーメン屋で仕事すると、熱々の丼をつかむ訓練から始まる、という印象がある。そういう点では労働環境が健全化しているのかもしれない。