円山公園のお化け屋敷。円山公園は花見スポットで、たこ焼きとかから揚げとか屋台が並んで、その途中でなぜかお化け屋敷が登場する。
前から存在は確認してたけど、そんなことより甘酒飲みたいので、素通りしてた。
こないだなんとなく行ってみたらおもしろかった。
角曲がると、鬼とかがワッて出てくる。ワォ〜鬼〜みたいな声を発声されて、びっくりさせてくれる。紐を引っ張ると、テコの原理で、板がバタバタって音を立てるっていう設備もあって、びっくりさせてくれる。人力。
ただびっくりする、べつに怖くはない。
墓地で鬼とかがワッて出てくるとびっくりするけど、ミニマリズムを突き詰めると、真っ白な廊下を曲がると突然真っ赤な円柱がワッで出てきてサイン波が流れるとかでもびっくりすると思う。タイミングの問題で、鬼特有の問題ではない。
うしろに親子連れが来てて、お子さんはめっちゃ怖がっててかわいそうだった。
僕も小さいころ、お化け屋敷怖いから嫌いだった。年をとると怖くなくなったけど、怖くて楽しいっていう本来の楽しみ方が一度もできなかった。
なまはげには、悪いことすると、変なヤツが来て、より嫌な気持ちになるから、悪いことはやめようね、みたいな教育的な意味もあると思う。お化けが来て嫌な気持ちになるから、余計なことはするな、みたいなの、わざわざ花見のついでにやらなくても、もっとなんでもない日にやってあげたほうが、あまりに怖いと、桜を見るだけで嫌な気持ちになったりしそう。