hitode909の日記

以前はプログラミング日記でしたが、今は子育て日記です

村上春樹の短編が図書館にあるので、行くたびに1冊ずつ借りている。こういう小さい本って電子書籍では小ささを感じ取るのが難しくて、一方、物理的な本なら、こんなに小さいなら借りて読んでみよう、となる。


パン屋を襲う
他者と違う基準で判断する、という、不条理さ半分、いけすかなさ半分くらいで、ここでしか読めない雰囲気が出ている。
前半では音楽を聞く代わりに無償でパンをくれる社会主義的なパン屋が出てきて、後半では会計処理を気にして、バーガーじゃなくてお金を持っていったら?という、資本主義の極致のバーガーショップが出てくる。


ふしぎな図書館
佐々木マキの挿絵が盛り沢山でかわいい。すごく変で、よくわからないけど連載していたのがまとまったのだろうか?
デウス・エクス・マキナ的な物語だともいえるし、鶴の恩返し的なものにも見えるけど、解釈をじっくり考えなくても、変な話だったなあ、で終われるのが良い。
本を返す前に保育園に寄ったら、クラスの子から、これ読んで〜とか言われて、読んであげてたけど、なんで?なんで?と言われて、説明不能だった。
小説って書かれてしまったら読者としては読んで受け入れるしか無い。期待されていることは、どう解釈、咀嚼するか、ということだけ。
これが、エッセイだったら、私の考えは違います、とか返信という形で感想を書くことができるのがなんかおもしろい。