心の社会がやってきていると感じているので読んでみた。
マインドフルネスというと怪しいイメージがあった(google:片岡鶴太郎 ヨガみたいな)けど、心が満ち足りた状態というか、本では、この瞬間に集中すること、と記されていた。目を閉じて桜の花の香りをかぐだけでマインドフルになれる、と序盤に書かれていて、そういうことね、と納得感があった。
失敗を恐れずビギナーになる、失敗や自分の弱さを認める、とか、人の話を聞く、とか、心を大切にしようという雰囲気の本。1on1とかアクティブリスニングとか、そういう文脈で出てくる話題も多かったので、まったくもって未知の分野というわけでもなくて、自然と読めた。
Team Geekとか好きな人ならすんなり読めると思う。
彼らは自分のハートに従おうとする。使命や目的を信じ、夢を抱く。だが、この夢というのは「私! 私! 私!」という夢ではなく、「私たち」という夢だ。自分は切り離された個人だと考えるのをやめた彼らは、自分が複雑に絡み合った他者らの大きな網の一部だと考えている。援助を受けるのにも差し出すのにも抵抗がなくオープンだ。
- 作者:スティーヴン・マーフィ重松
- 発売日: 2016/06/30
- メディア: 単行本