夢、現代の麻薬取引のドラマを作っている。
今月の売上レポートを集計するAWS CodeBuildのプロジェクトをCDKで自動構築すると、どのIAMでリソースを作ったか分かってしまうので、そこから足がついてしまい、このあと控えている、ギャングの家に突入して皆殺しにして証拠を残さず立ち去るという完全犯罪が実現できない、プロットとして破綻している、ということで悩む。ブレイキング・バッドのIT版だと考えてほしい。
起きた瞬間に思ったのは、自動化が悪いわけではなくて、手動で作ってもどのアカウントで作ったリソースかは分かるので、悩む点がおかしい。
地元の売人と手を組んで麻薬カルテルを作るのも、クラウド事業者のAPIを呼び出してリソースを立てていくのも、目的通りに機能するシステム作りという点では同じだけど、後者は地味で、厳密で、ログが残り、犯罪への貢献度は低そう。ダークウェブ用のherokuとかはあるかもしれないけど、物語的な盛り上がりに欠けることには変わりない。
スマホがあればメロスが走る必要はなく、アプリでタクシーを呼べばあとは寝てていいので、デジタル化が進むと物語の質も変わっていくのだなと思った。