hitode909の日記

以前はプログラミング日記でしたが、今は子育て日記です

小説読めなさ

同僚におすすめの小説を借りて読んでみて、おもしろいのだけど、常軌を逸した文章が並んでいるという感じで、心から楽しむという形にはなれなかった。
これが映画だったら、ゾンビが出てきて、やったぜ、みたいになって喜んで見れるけど、文章だとしんどい。
ふだん全然小説を読まないので、文章を読むときは、内容の妥当性とか、主張のうち新しいこと言ってるかとか、Kindleで読んでるとしたら、あとで見返したくなるようなハイライトすべき場所はどこかとか、そういうかたちで眺めてしまうので、新進気鋭の狂った小説を読むと、リテラシーが足りなくて、なんだこれ…となってしまって、没入して読むのが難しい。
今思い出したのは、星新一のショートショートは好きで全集とか読んでいた。星新一の文章は無駄が削ぎ落とされていて意味だけがダイレクトにやってくる感じで好きだった。

星新一 ショートショート1001

星新一 ショートショート1001

THE ONE DEVICE

iPhoneを作ってた人へのインタビュー、マルチタッチの歴史、素材であるレアメタルの工場、組立工場、などをめぐる本。キーボード作ってた人の話は読んだりしていたけど、素材に着目しているのがおもしろかった。
ジョブズの機嫌が日によって変わるので、機嫌の良い日に話しかけないといけない、とか、日によって言うことが変わる、とか、働く環境としては最悪っぽい。
やりたいことで集まってるのだとしたら、時間よりも、良いものを作るほうが価値があるんだろうなと思う。
僕がやりたいことはなんだろうかと考えると、人間が今やっていることを何もしなくても良いようになること。自動化を徹底して、いま人間がやってることを機械が勝手にやってくれるようになり、人間は別のこととか、そこは人間が決めたら良いと思えることだけをやれるようになりたい。何を作りたいかというよりは何もしたくないという思いが先行している。

新しい極秘プロジェクトを始める。どんなプロジェクトかさえ話せないほど極秘なんだ。プロジェクトチームで君の上司が誰になるのかも話せない。話せるのは、この仕事を受けたら人生で経験したことがないほどの激務が待っているだろうことだけだ。この製品が完成するまで、おそらくは二年ほど、夜も週末もなく仕事をすることになる

アップル時代の同僚は今までに三六人が亡くなっています。

THE ONE DEVICE ザ・ワン・デバイス

THE ONE DEVICE ザ・ワン・デバイス

誰も語らなかったジブリを語ろう

押井守がジブリ作品を語る本。
宮崎作品にはろくな構造がない、やりたいことのディテールの積み重ねだけで作られているという話で、たしかに、もののけ姫のドキュメンタリーとか観てるとオチが決まってなくて苦労している様子が映像に残っている。
おもしろくなさ、というときに、物語が破綻しているとか、登場人物の心理状態が不明とか、そういうレベルで批判されているけど、小説なんかを読むと、よくできた作品というものはプロットがちゃんとしているもので、映像作品では破綻しているけど評価されているのは、観ていて気持ちの良い絵が出ていれば楽しく見れてしまうのだなというのを思った。柴犬が出てくる動画をイメージすると、なんの発展やプロットもないまま何時間でも観てられる。最近、自宅ではたこ焼きを動画がよく流れている。

誰も語らなかったジブリを語ろう (TOKYO NEWS BOOKS)

誰も語らなかったジブリを語ろう (TOKYO NEWS BOOKS)

今年の川

今年も偶然天気良く、川を開催できた。参加人数多いことだし、肉の準備もたいへんなのでやめとこうかなと話してたけど、車出してくれる人が現れて朝から準備して肉を焼いた。ありがたい。
Go Proがまとめてくれる動画がなぜか正方形になっている。16:9にすると左右に無の空間が差し込まれたりする。撮影した元のデータは4:3になっている。不思議。
www.youtube.com